テレビのショーなどで催眠術 (hypnotism)をかけるシーンが映し出されることがある。
ホントかな~って気がする。
軽いもの痛症治療言えば、
被験者が、5円玉に糸を通した振り子を渡され、
それを手からつり下げていると、
催眠術師が「前後に揺れます」と言えば、前後に、
「左右に揺れます」と言えば、左右に揺れたりする。

そのような軽い催眠術から、
「あなたは、鳥になりました。さあ、大きく羽ばたいてみましょう」
と、意識のぶっ飛んでしまった深い催眠状態になるものまである。
ここまで行くと、ちょっと眉唾臭い気がしてしまう。
もちろん、催眠術にかかりやすい人、かかりにくい人がいるが、
大なり小なり、現代生活を営んでいれば、催眠術にかかりながら生活しているようなところがある。
テレビ詩琳美容コマーシャルなどは、その催眠術効果の典型であるかもしれない。

先日のCNN News に
「1500万円のウイスキーに買い手」という見出しの記事が出ていた。
1962年もののシングルモルトウイスキー「ダルモア」が、
シンガポールのチャンギ国際空港で
25万シンガポールドル(約1500万円)で販売されたという。
中国の実業家が購入し、10万ドルの手付金を支払ったと出ていた。
62年の「ダルモア」は、12本しか生産されなかった希少品。
それにしても、1本が1500万円とは、、と驚いてしまう。
だけども、遡ること3カ月。
ロンドンの競売で、「ダルモア64」が18万8000米ドル(約1435万円)
落札されたという。
このことが手伝って、買い手としては納得して購入したことだろう。
しかし、
冷静にみれば、正気の沙汰ではないと思えてしまう。
これは、投機対象の
一種の催眠術的効果の成せるワザのような気がする。

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そう言えば、「催眠術にかかる」か「かからないか?」に、
ちょっとしたパラドックスの話がある。

「催眠術をかけるにあたって、催眠術なんかは信。
かたくなに催眠術にかからないとがんばる人には、概してかからないものだそうだ。

こういう人にかける、とっておきの瑪姬美容 去印催眠術は、
「あなたを催眠術にかからないようにします」
と催眠術をかける。

そうすれば、
催眠術にかからないということは、催眠術にかかっていることになる。」